イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 概要

▼日本で結婚して、同居しているご夫婦の場合に参考になるかと思います▼

Apply to join family living permanently in the UK の 3. Eligibility (適格性)に、証明すべきこととして以下の項目が記載されています。

2人の関係性について以下のいずれかひとつを証明

  • 法的婚姻関係もしくは事実婚
  • 2年は同居している
  • 婚約、あるいは事実婚について同意している

いずれかひとつを証明すればいいのですから、結婚している場合には日本ですと「戸籍謄本」で十分だとは思うのですが、同居している夫婦であれば、折角ですからある程度の期間は同居している(=関係が実態を伴って継続している) も証明した方が良いと思います。

そこでこれから住所証明としてどのような書類が使えるか見ていきたいと思います。
sponsorship form SU07 に、「Full Address of Sponsor」(スポンサーの現住所)の注意書きとして Note 1 を見るように書かれています。

Note 1: The sponsor should provide evidence that he/she lives at the address given above. This evidence should
include one or more documents from the list below. Please note that applicants must also provide evidence of
their sponsor’s ability to maintain and accommodate them without recourse to public funds.

  1. Certified copy of deeds of sponsor’s house
  2. Letter from building society/bank confirming they hold a mortgage for the sponsor
  3. Housing association/council rent book or other council letter confirming address of sponsor
  4. Bill from a utility company (gas, water etc.)
  5. Local authority letter (council tax)
  6. Letter from any government department

上記を日本語にすると以下の通りです。これらの内ひとつかそれ以上用意する必要があります。

  1. 不動産の権利書の認証コピー
  2. 住宅組合からの手紙/不動産担保ローンについての銀行からの確認書
  3. 住宅組合からの手紙、住宅の賃貸契約書、その他住宅からの住所確認の手紙
  4. 請求書 (ガス、水道など光熱費)
  5. 地域の公的な手紙 (固定資産税)
  6. 政府からの何らかの手紙

“住所” と紐付いた公的な書面が証明書となるんですね。

光熱費の請求書でもいいというのがちょっと意外です。日本ではTSUTAYAなどで住所証明に使いますが、公的な証明には使わないかと思います。
毎月か隔月かでポストに光熱費の使用量のレポートが入っているかと思いますが、そういうのは取っておいた方が良いです。

さて、ここで「夫婦が同居している」ことの証明について考えたいと思います。

日本の公的証明書だと「住民票」があります。上に列挙されてるのはイギリスで一般的な書類ですから、日本独自の書類である住民票は記載されていませんが、住所証明として使えます。夫婦の名前も載っているので、同居の証明としては楽です。

光熱費の請求書ですと契約者の名前として1人分の名前しか記載されていないので、同じ住所で、もう1人の名前が記載されている別の証明書が必要になります。

不動産の賃貸契約書では、2人分の名前が記載されますから証明としては1通で大丈夫です。

その他考慮すべきこととしては、日本の書類の場合は英訳しなければならないということです。
上記書類のどれでも用意できる方は、翻訳代が安く済む書類を選ぶと良いかもしれません。

なお、私は2回引越したので3箇所分の住所証明が必要でした。具体的に提出したのは、1番古い住所の証明として駐日英国大使館で発行してもらった書類(夫婦2人の名前と住所あり)、引越先の不動産の契約書(夫婦2人の名前と住所あり)、最新の引越先の住所の住民票(夫婦2人の名前と住所あり) の3個でした。
ビザエージェントに、この3個の書類で問題なしと確認してもらってから提出しています。

10 thoughts on “イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 概要

  1. Pingback: イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 無料で取得できる証明書類とは | An odd fish and me

  2. はじめまして、今配偶者ビザと奮闘していますHiediと申します。私はイギリスで結婚&出産し、現在日本にいます。この度配偶者VISAを一から取り直さなければならいないという状況に立たされ、ストレスMAXです。結婚10年目なのに今さら偽装を疑われてもって感じですが、主人がVISAのためにイギリスへ一足先に行きました、もう1年です。所得証明書のために頑張っています。私の申請書類は彼がシェフィールドへ送ってくれますが、日本での住所証明は住民票だけでいけますか?実家から1度引っ越しましたが、旧住所のものは必要ですか?(一応住民票に記載はありますが)お時間ある時にでもお返事お願いしますm(_ _)m

  3. Hiediさん、コメントありがとうございます。
    ビザの取得、大変ですね!特に書類集めは公式サイトを読むのも含めてとても苦労するので、ご主人にも良く読んでもらって、頑張ってくださいね。
    私のビザ取得も大分前のことになりますので、前に書いた自分の記事を読んでみました(^^;)

    2014年12月イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) 申請に提出した書類


    住所証明と言っても、ただ単に現在の住所を証明すればいいというものではなく、2人の結婚が本物であることの証明でもあります。
    したがって、例えば10年の結婚生活で引越せずひとつの場所に住んでたとすれば、その住所の光熱費の名義に10年間お2人の名前があるはずです。
    住所だけでなく生活の実体も証明する必要があるのです。
    なので、ご主人とHiediさんが結婚生活10年間で一緒に継続して暮らしてたと証明できるような資料を提出した方が良いと思います。

  4. あ、ご主人との生活はイギリスだったんですよね。結婚、出産がイギリスということは。
    日本ではお二人で住んでらっしゃらなかった&あくまでHiedi さんの現住所を証明するだけであれば、住民票だけで大丈夫かなあと思います。

    • 主人も去年まで日本にいました。その証明書として住民票と大家さんからのレターを用意しようかと思っています。

      • そうなんですね。大家さんにレターを書いてもらえたら心強いですね。
        Hiediさんはご自分で書類は翻訳できてしまうでしょうが、提出書類は第三者に翻訳依頼するもののようなので、もし良かったらこちらのURLもご参考になさってください。
        ご存知かもしれないですが、念のため…

        イギリス配偶者ビザ(UK spouse VISA) と翻訳

  5. 返信ありがとうございます。本当に永住権までとって、数年日本にいただけなのに、また一からなんて最悪です。私がvisaを申請したときより値段もバカ高くなってるし。IELTSテストも受けなきゃいけないし心おれそうですが、多くの方が乗り越えてると思うと同志のような気がして励まされます。因みにIELTSは受けましたか?もし受けていればどんな感じだったか教えてください❗色々情報いただきありがたいです。

    • 永住権と言っておきながら、永住じゃないじゃないか?!って、びっくりしますよね…
      IELTS、前に勉強しました!私は英語あんまり得意でないので、過去問買って勉強しました(^^;) とりあえず、公式の過去問集で慣れておけば問題ないかと。

      IELTS の勉強方法

      今更テスト勉強なんて(;_;) でも頑張ってくださいね!

      • ほんと、こんな大金まで出して住みたいか?と言われると正直疑問です。娘の英語力が小学校に入ったとたんガタ落ちで、これではまずい!と思い帰るのが一番の目的です。旦那も日本が話させないし。
        IELTSテスト、緊張します。A1だから簡単といわれてますが、私もあんまり英語得意ではないし、緊張したら文法めちゃくちゃになりそう。YOUTUBEとか見てますが、なまりが強すぎて早口でよくわからーん、って感じです。
        oddfishandmeさんは、本格的なテスト受けたんですか?
        どんなこと聞かれたか覚えてますか?フリータイムの過ごし方とか、趣味とか。。。って感じでしょうか。胃が痛いです(-_-;)

        色々ありがとうございます。がんばりますです・・・・

      • コメント返信遅くなってすみません!
        テストでどんな質問受けるかは、公式問題集買えば載ってますよ。
        ほんと、世間話のような質問です。そうでないと、万人が受けるテストにならないので。
        何の季節が好き?とか、仕事は何してるの?とか。
        私はその時仕事辞めてたので、何で辞めたのとか聞かれて、なんて答えたらいいか、止まってしまいました。結構ブラックな会社だったので、そんなネガティヴなこと言いたくないなと。でも、IELTS はあくまで英語力を見るだけだから、答えはネガティヴだろうがなんだろうが関係ないんです。
        私が遠い目で昔の嫌なことを思い出して答えに窮してたら、すぐ次の質問になりましたけど。
        とにかく、スピーキングの面接は深く考えず話すことが大事と思います。

Leave a comment