イギリスから日本への海外引越を安く済ませる

以前クロネコヤマトの国際引越 船便で日本からイギリスへ荷物を運びましたが、日本に戻ることになり、またイギリスから日本にある程度荷物を戻す羽目になりました ^^;

元々日本にまた戻るつもりではなく、1、2か月のホリデーの予定で一時帰国したのに、そのままずるずると日本に住み、やっぱり日本に帰ろうということになったんです。

だから、前回の一時帰国時には全然日本に荷物を持ち込みませんでした。今思えば惜しい…

今回は2歳児も法令上航空券を買わなければいけないので、ANA だと親子3人エコノミーでスーツケース6個までは無料で運べます。1個当たり23kg まで。スーツケースを6個も用意してられないので、段ボール箱でぎゅうぎゅうに詰めます。

23kg × 6個っていったら結構な量です。これを無料で日英間で運べるならお得。でもどうやって空港まで運ぶの…?

という訳で6人乗りのバン(Van) を手配しました ^^;

後ろに乗り切れない分は座席へ。

車から降りた後、3台のカートで重い箱を運ぶのは大変でした。車の乗り降りするスペースから空港内まで荷物を運んでくれるサービスは、1カート10ポンド。この日はあまりに荷物が多いし頼もうとしたのに、誰もいませんでした。見兼ねた空港職員の人が、無料で手伝ってくれました。その人は”本当はやっちゃいけないんだ。見られたらヤバイ!” ってキョロキョロしながら手伝ってくれました。優しさに涙!

そして羽田空港に着いたら、到着ロビーにある宅配サービスコーナーで全ての段ボール箱と、手持ちの荷物の送れる分は全て自宅へ発送。

すっかり身軽になって、帰宅しました 🙂

さて、どうしてタクシーなのかですが、電車や格安バスと比較してもメリットがたくさんあります。

義実家はヒースロ空港から遠く、電車で行くには3時間超かかる上に、値段が高いです。パディントン駅に着いてから空港に行くのにまたエクスプレスに乗ったり、直通ではいけません。

格安バスでロンドンまで行く手もありますが、子供が小さく長距離バスは難しいです。

そして当然電車でもバスでも、こんな大荷物は運べません。

タクシー(今回はヴァン) を手配すれば、値段は電車よりちょい高だけど空港まで直行できる上に大荷物は運べて、電車より1時間程度早く着くし、何より家族全員快適に移動できます。

国際引越便で日本に船便で届ければ1ヶ月は待つ上に、値段も10から20万(荷物の量による) かかります。
飛行機に持ち込めば1ヶ月も待つ必要ありません。あと、書類も色々面倒ですね!

荷物の量、移動の便利さと、トータルコストを考慮した上で、イギリスでは空港までタクシーで行くのが便利でした。

でこれ、何故イギリスから日本への引越に限定した話かというと、イギリスの空港には宅配サービスが一切ないからです 😦

日本だと空港にありとあらゆるサービスが揃っていて至れり尽くせりです。空港に着いてから空港内で、大量の荷物を自宅に発送できるからこそできることですね。

日本って色んなことが便利だなぁ。

イギリスへ一時帰国

もう日本に帰ってから5ヶ月になりました。

苦労して取ったイギリスの配偶者ビザの甲斐なく、それでも快適ではある日本の生活を満喫しています。

面白くないのは義両親。いつ帰ってくるんだ? としょっちゅう聞かれています。義両親のため… 年末辺りにひと月くらいイギリスに行くことになりそうです。たまに行く分には嬉しいものですし、結構楽しみです 🙂

今から忘れないように、買うものなんかをメモ。

イギリスに行ったら買いたいもの: 紅茶大量ボックス、ステムジンジャービスケット、リコリス菓子、オールドウィローのティーセット、ウィリアムモリスのテーブルクロス、ビンテージ雑貨類、英語の絵本、子供服

イギリスに行ったら忘れずに持って帰ってくるもの: お気に入りのティーセット、トレー、ビンテージの鏡、冬服、靴、日本語の本

ひと月イギリスで生き残るために日本から持ってくもの: 米5kg、餅、醤油、出汁

やること: 近所のカフェ、ティールーム、チャリティーショップ、アンティークセンターを回る、しばらく会ってないママ友に会う、そして義両親孝行… 

航空券もそろそろ買わないと。結構ワクワク!

印鑑で詰んだ

困ったことになりました。

日本の仮住まい宅のガス料金の口座振替申込書を見たら、振替元銀行が限られてる。

主人のSBI住信ネット銀行口座を使おうと思ってたのに、使えない!

私の口座を使うには、印鑑が必要なんだけど、使わないと思ってたから持ってこなかった…

いっそ主人で新規口座作ってしまえばと言っても、在留カードの住所が海外転出前の住所だから多分無理。

まずは東京に行って戸籍謄本取ってきて仮住い宅地域の役所で転入届出して、在留カードの住所を書き換えてもらって、それから主人の口座を作って… それか私の口座の印鑑を変更するか。でも新しい印鑑買うのに、印鑑屋さんがない ^^;

それか、イギリスで義母に寝室に入ってもらって印鑑を探してもらい、日本に送ってもらうとか。嫌だー(>_<)

スムーズに行かないことが多くてグッタリ…

でも仮住い宅の地域はいいとこです。車がないと本当困るけど^^;

春頃ビザ申請費用がまた値上げ

毎年この時期になると何かしら大きな変更がありますが、またもや申請費用の値上げです。
New immigration and nationality fees for 2016 to 2017

値上げは4月までに議会で成立後に適用、

Specific fee changes for 2016–17 will apply after further legislation is laid in Parliament by April this year.

配偶者ビザなどの申請費用は25% UP。

fees for settlement, residence and nationality will increase by 25% in 2016–17

申請費用以外にも何かしら変更点があるかもしれないので、要注意です。

申請は出来ればお早めに…

EEA family permit に関する疑問

Apply for an EEA family permit – 3. Documents you must provide を読む限り、収入に関する書類は求められていないと思うのですが、EEA family permit を申し込んだ日本人の方のブログを読むと皆様バンクステートメントとか、雇用者からのレターとか提出されています。

何故でしょう??

今EEA family permit について勉強してるのですが、混乱してます (*_*)

イギリス人配偶者でもEEA family permit に申し込める!?

先日主人がイギリス人の知人と話してたら、その方の奥さんも日本人で、EEA family permit を取得したと聞いたそうです。

あれ、イギリス人の配偶者は、Family ビザ(配偶者ビザ) じゃないの!? と思って詳しく聞いてみると、Surinder Singh ルートがあるとか。何だそれ〜!

EEA family permit は申請料も無料だし、待遇が配偶者ビザより遥かに良いので出来ることならそっちが良いですよね。

ざっくりと読むと、イギリス人配偶者と共にイギリス国外のEU圏でしばらく住むことが条件。
知人によると、3ヶ月程度住んでることになってれば良いらしいです(要確認)。

イギリス人の方がもし、時間に融通の利く自営業なら、3ヶ月間だけと割り切って必要最低限の荷物でアイルランド辺りに住んでみるのもいいかもしれないですね。ちょっとしたバケーションだと思って。

ビザのルールは複雑過ぎで、色んな方のブログを読んで勉強しましたが、最初はイギリス人配偶者ビザのことしか頭にありませんでした。
EEA family permit なるものがあるということも、随分後になって知りました。

そして今月、主人の知り合いからの情報で、イギリス人であってもEEA family permit に申し込めるルートがあるということを知りました。
住まなければならないから、決して簡単ではなけど、ひとつの方法です。

これからもまだまだ知らないことが出てきそうだけど、色々調べてこうと思います。

海外移住者には他人事じゃない老後のリスク

大人になってから習得した言語は痴呆になると忘れてしまう というTwitterを読みました。

    老後どこで暮らしてるのか全く分からないし、日本国外である可能性もありますから、こんな状況になったらと想像してちょっと怖くなりました (*_*)
    今でも英語で苦労してるんだから、痴呆になったら真っ先に忘れる自信があります。

    このTweet が気になりました。国籍って、復活できるの?!
    でも国際結婚の場合、自分が日本に戻りたくても配偶者は置いてけないですから、こうはいかないですね。

    国籍まで取って米国に移住した日本人夫妻の知人がいるのですが、奥様が病院でそのような方々のお世話をするボランティアをしているうちに自分の身に置き換えて怖くなり、70歳近くなってから日本国籍を復活させて日本に戻りました。

    改めて移住って、本当に大変なことなんだなと思いました。
    先々のことまで考えて準備していかないとですね。

    日本からイギリスのパスポート申請した際の提出書類

    日本からイギリスのパスポートを申請するにはで実際に提出した書類について書くといっておきながら、すっかり忘れていました;^^
    ちょっと記憶が薄れ始めてきたので、何か抜けているかも… 最終的にはパスポートセンターにご確認くださいね。
    問い合わせ先は以下に書いてあります。
    Passport advice and complaints

    安心なのは、イギリス国籍のあるお子さんのパスポート申請なので、外国人の移民がビザ申請するのと大違いです。
    なんたってイギリス人ですもの。(日本で生まれたイギリス人のお子さんの国籍については、外国生まれのイギリス人の子供はイギリス人?の記事をご参照ください。)
    提出書類に不足があっても、追加で提出するだけです。なので、あまり心配しなくて大丈夫だと思います。

    さて、これから私が提出した書類について説明したいと思いますが、私のケースはちょっとイレギュラーです。子供のイギリスでの出生登録をしていないからです。もししていれば、提出書類はもっとシンプルになるかもしれないです。
    同じようなケースの方には参考になるかも!?

    日本からイギリスのパスポート申請した際の提出書類

    必要書類はApplying for a passport from outside the UK: supporting documents (group 1) でご確認いただけます。
    私が実際に提出したのは以下です。

    • 子供のパスポート用写真2枚(裏に第3者のサイン)
    • フォーム(第3者のサイン)
    • サインをくれる第3者のパスポート(顔写真が載ってるページ)のカラーコピー
    • イギリス人配偶者(男性)のフルバースサーティフィケイト
    • 戸籍謄本と出生届記載事項証明書、日本語書類の翻訳

    ポイント

    • イギリス人であることの証明
      もしイギリス人でなければそもそもパスポートもらえないですから、これが1番大事ですよね。
    • 第3者からの証明
      提出する情報に客観性を持たせるための対応です。署名できる人の条件として職業まで列挙されてたのには驚きました。イギリスって階級社会なんだなぁと実感した瞬間です。
      公証についてはCertifying a documentに書いてありますが、パスポートについては別ルールがあるよ、と書いてあります。

      There are different rules for passport applications and photos and for a lasting power of attorney.

      その別ルールとは、Countersigning passport applications and photosです。パスポートについてはかなり厳しくなってますね…

    イギリス人であることの証明
    Applying for a passport from outside the UK: supporting documents (group 1) を見ますと、2006年7月1日以降生まれの子供の最初のパスポート申請については、表B とD を確認するように書いてあります。
    表B の”Born on or after 1 January 1983″ の行を見ますと、以下のように書いてあります。(表D についてはよく分からなかったので飛ばしました…)

    • one of your parents’ full birth certificate (showing both the child’s and parents’ details)
      or naturalisation or registration certificate; and
    • if this is your father, his marriage certificate to your mother (this does not apply for those born on or after 1 July 2006

    両親のうちひとりのフルバースサーティフィケイト(子供と両親、両方の詳細がわかるもの) と もしそれが父親のフルバースサーティフィケイトなら、父親と母親の結婚に関する証明書も併せて出すように書いてあります。
    イギリス人女性と日本人男性の組み合わせのカップルであれば、イギリス人女性のフルバースサーティフィケイトで足りるけど、
    イギリス人男性と日本人女性の組み合わせのカップルであれば、イギリス人男性の結婚の証明書も必要になってくるんですね。

    私たち夫婦のケースは後者です。そして、主人のフルバースサーティフィケイトには、子供の情報が記載されていません。
    というのも、恐らくですが、まだ子供の出生登録をイギリスではしていないからです(外国で生まれた子の出生登録は締め切りがないので、いつでもできます)。以前日本の在英大使館に出生登録はしてもしなくても大丈夫ということだけど、するメリットはないのかと聞いたら「何かの証明が必要になった時に便利だけどしなくても大丈夫」というぼんやりした回答だったのでしなかったのですが、やっぱりしておけばよかったなぁ… しなくても何とかなるんですけどね。

    イギリスのフルバースサーティフィケイトには、生まれた病院と両親について記載があります。
    日本の病院で発行される出生証明書には、生まれた病院と母親のみについて記載があります。したがって、イギリスでいうところのバースサーティフィケイトと日本の出生証明書は、名前は同じでも記載事項が違うので同じようには使えません。
    これだとイギリス人の父親の情報がなく、子供もイギリス人だという証明ができないので、出生届記載事項証明書も併せて提出する必要がでてくるのです。
    イギリスへの出生届を日本から行う場合の必要書類(父親がイギリス人で日本生まれの子供の場合) の書類を見ると、出生届記載事項証明書と戸籍謄本の2点が要求されていますので、これを参考にして、私たち夫婦は出生届記載事項証明書と戸籍謄本の2点とこれらの英訳をつけました。
    これら2点はあくまで日本からイギリスへ出生登録をする場合に求められる書類ですが、パスポート申請のページには出生登録ページのように具体的な書類について書いてないので、参考にしました。

    日本だとこういう場面では戸籍謄本だけで済みそうですし、今まで出生届記載事項証明書まで求められたことがないです。かなり特別なもので、法務局まで取りに行く必要があり、本当に必要な部数しか発行してくれないので、念の為2部くださいとは言えないような書類です。

    何だかとても厄介なことになりましたが、私の推測ではもしイギリスで子供の出生登録をしていれば、イギリス人配偶者のフルバースサーティフィケイトに子供の情報も追記されるだろうと思うので、その場合は出生届記載事項証明書までは要らないと思います…

    もし日本からお子さんのイギリスのパスポートを申請された方で、違う書類を出したよという方がいらしたら、コメントくださると嬉しいです!

    イギリスの出生登録をする方法

    Register a birth abroad という公式サイトがあるので、質問に答えて必要な書類を確認します。

    例えば、日本生まれで両親のどちらかがイギリス人、出生当時両親は結婚していて、現在イギリスにいる子供のケースはこちらです。
    https://www.gov.uk/register-a-birth/y/japan/father/yes/in_the_uk

    日本で取り寄せる必要がある書類は、出生届記載事項証明書と戸籍謄本です。あとそれらの英訳。
    証明書の方は時間が経つと法務局まで取りに行かねばならない (出生届を役所に提出して間もなければ、役所で証明書を発行してもらえますが、いずれは書類が法務局に転送されてしまうので、役所では発行できなくなります)ので、面倒ですね。
    移住の予定があるなら出国前に取り寄せておくのが良いです。

    私は一時帰国時に取りにいきます。数ヶ月後の予定なんですが、手続きが終わったらまたブログを書きます。多分、何か問題が起きるので、良くも悪くも皆様の参考になると思います σ^_^;

    日本からイギリスのパスポートを申請するには

    国際結婚カップルでお子さんがいらっしゃる場合、各国の国籍法にも寄りますが、お子さんは日本のパスポートだけではなく配偶者の国のパスポートも取得できますね。どうせなら両方取っておいた方が、お互いの国を行き来するのに便利だと思います。

    今回は、日本から子供のイギリスのパスポートを申請する方法について、書きたいと思います。

    まず最初に、お子さんにイギリス市民権があるかどうかを確認してください。両親のどちらか一方がイギリス人なら子供もイギリス人かと思いきや、例外もあるので注意が必要です。イギリスの国籍法は、条件付き出生地主義を採用しているからです。詳細・確認方法については、外国生まれのイギリス人の子供はイギリス人? をご覧ください。

    次に、よく質問される事について書いておきます。

    イギリス国外からのパスポート申請についてのサイト
    https://www.gov.uk/overseas-passports/
    どこ生まれか、どこから申請するかなどの質問に答えて、必要情報を確認してください。

    パスポートと出生届
    子供がイギリス国外で生まれた場合に、イギリスに出生届を出さないとパスポートを申請できないのでは? と私も最初は思っていたのですが、出生届は出していなくてもパスポート申請ができます。出生届のサイトにもそのように書かれています。
    https://www.gov.uk/register-a-birth

    You can still apply for a UK passport for your child even if you don’t register the birth in the UK.

    私の子供は日本で生まれたのでイギリスに出生届は出していないのですが、パスポート申請できましたし、実際パスポートを取得できました。

    パスポートとミドルネーム
    日本の名前にミドルネームがない場合、イギリスのパスポート申請時にミドルネームが入れられるか? ですが、可能です。
    日本側の公式書類として、出生届記載事項証明書と戸籍謄本の原本と英訳を提出していますが、私の子供の場合、日本でミドルネームがありませんが、イギリスのパスポート申請フォーム上の名前記入欄にミドルネームを入れて申請し、無事通りました。

    パスポート申請にかかる費用
    Child passport の申請手数料 £53.00 に送料 £19.86 を足して合計 £72.86 です。
    参照: https://www.gov.uk/overseas-passports/y/japan/applying/child/japan

    提出書類
    サポートドキュメントについての説明は以下に書いてあります。イギリス国外で生まれた子の場合はテーブルBとDを確認するよう書いてありますね。
    https://www.gov.uk/government/publications/overseas-passport-applications-supporting-documents-guidance
    サポートドキュメントは不足があった場合には後から追加で提出できますが、6週間が締め切りですのでご注意ください。
    https://www.gov.uk/overseas-passports/y/japan/applying/child/japan

    You must include all your supporting documents with your application. You’ll get 6 weeks to provide any that are missing. Your application will be cancelled and you won’t get a refund if you don’t provide them in time.

    今でこそこんな風に整理して書いていますが、当時私は自分の配偶者ビザの件で手一杯でイギリスの事は夫に任せていて、何にも分かっていませんでした。そして、彼はサポートドキュメントをちゃんと調べずに申請して、エライ目に遭いました。思い出すだけでゲッソリです 😦

    体験談は別のポストで書きます。

    日本からイギリスのパスポート申請した際の提出書類