英単語を調べるなら英英辞書も引いてみて

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以前ネイティブの先生に英語を習っていた時、英日辞書はダメだ!英英辞書で調べるようにと言われていました。
やはり細かいニュアンスが違う場合があるのです。
例えば”accommodating” という単語を調べてみましょう。
英日辞書だと親切、気のおけないとありますが、実際はもう少しニュアンスが違って、他人の要望に親切心で合わせるという、単純に親切という意味ではありません。
“Don’t be accommodating.” は相手に合わせようとしないでね(あんまり気を遣いすぎないで) という意味です。

英英辞書で調べたものの理解できないという場合もあるかと思いますので、そういう時は英英辞書と英日辞書で調べた結果を見比べてみると面白いと思います。

イギリスらしい遠回しな表現

年に数回、主人の両親宅に滞在します。家族団欒のひとときは、勿論紅茶とクッキー。
ただし義父はその時の体調によって、違うものを飲んだりします。普段は健康を気遣ってとびきり薄く入れた紅茶に、黒砂糖スプーン大盛2杯、ミルク。それでも彼が紅茶を飲みすぎたと感じた時はお水かアップルジュース。

ある時義母が彼を気遣って、こんな風に尋ねました。
“I’m assuming you won’t have a cup of tea.” (あなたは紅茶を飲まないんじゃないかしら。)
そして義父はこう答えました。
“Yes, your assumption is right.” (ああ、その通り。)

お茶要らない?、と聞くと要る場合に答え辛い。お茶要る?、と聞くと要らない場合断り辛い。なので義母は遠回しに尋ねたのです。
このやりとりが何とも柔らかでエレガントだなぁと感じました。夫曰くこういう遠回しな表現は本当にイギリスらしいんだそうです。

何か確証のないことを聞いてみる場合に、この言い回しを使います。
I’m assuming that… (…と思います。/ …と推測しています。)
Yes, your assumption is right. (はい、その通りです。)

ガーデニング・リーブ(庭いじり休暇) とは?

Gardener by Day
Gardener by Day / CarbonNYC

主人の友人が競合他社に転職することを決め、会社にも転職先を伝えました。
社長は烈火の如く怒り、彼を罵り、訴えてやるとまで言いました… この会社では前例があり、競合他社へ転職すると言えばトラブルになることは最初から分かっていました。
それでは何故、彼はわざわざ転職先を伝えたのでしょうか?
彼の目的は、日本にない制度「ガーデニング・リーブ」(Gardening leave)。

Gardening leaveとは、
会社が契約期間中であっても社員に出勤して欲しくない場合に、自宅待機・もしくは勤務を命ずることができる制度です。
自宅待機・勤務中でも、社員は通常の給与・福利厚生を受けることができます。

今回のケースですと、競合他社に転職すると言い出した社員は、重要な情報やノウハウの流出を防ぐためにもう来るな!働くな!と言い渡される可能性があり、彼もそれを狙っているのです。
なお、訴えるというのは単なる脅しで、彼の契約書に「競合他社転職禁止」の条項はなく、転職自体に問題もないことを承知の上で、彼は駆け引きに出ているわけです。

日本では立つ鳥跡を濁さずという言葉にある通り、辞める際に揉め事が起きないように努めるのが退職者としての心構えとされていますので、彼の振る舞いはちょっと理解しがたいように見えます。

背景にはこういう制度の違いがあるのですね。ネーミングもイギリスらしくて面白いです。

イギリスに行ったら自分用のお土産に買うもの

イギリスと日本は物価が近いようで、ブランド物などあちらで買うメリットがあまりありません(セール時期にはあちらの方が割引率は高いかもしれませんが)。

それでは何を買ったら良いのか、自分なりにまとめたのがこちらです。
イギリスで行くべきお店・買うべきもの
最近夫がイギリスに出張で行ったので、こんなものを買ってきてもらいました。
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アスピリン、日本で売っていないサイズのミニ・ニベア缶、全粉粒パスタ、それと大入りのカフェインレスとノーマルの紅茶。どれも安いんです。

イギリスでは特に健康志向の食品が豊富で、かつ大入りが買えるので嬉しいですね 🙂