ガーデニング・リーブ(庭いじり休暇) とは?

Gardener by Day
Gardener by Day / CarbonNYC

主人の友人が競合他社に転職することを決め、会社にも転職先を伝えました。
社長は烈火の如く怒り、彼を罵り、訴えてやるとまで言いました… この会社では前例があり、競合他社へ転職すると言えばトラブルになることは最初から分かっていました。
それでは何故、彼はわざわざ転職先を伝えたのでしょうか?
彼の目的は、日本にない制度「ガーデニング・リーブ」(Gardening leave)。

Gardening leaveとは、
会社が契約期間中であっても社員に出勤して欲しくない場合に、自宅待機・もしくは勤務を命ずることができる制度です。
自宅待機・勤務中でも、社員は通常の給与・福利厚生を受けることができます。

今回のケースですと、競合他社に転職すると言い出した社員は、重要な情報やノウハウの流出を防ぐためにもう来るな!働くな!と言い渡される可能性があり、彼もそれを狙っているのです。
なお、訴えるというのは単なる脅しで、彼の契約書に「競合他社転職禁止」の条項はなく、転職自体に問題もないことを承知の上で、彼は駆け引きに出ているわけです。

日本では立つ鳥跡を濁さずという言葉にある通り、辞める際に揉め事が起きないように努めるのが退職者としての心構えとされていますので、彼の振る舞いはちょっと理解しがたいように見えます。

背景にはこういう制度の違いがあるのですね。ネーミングもイギリスらしくて面白いです。