イギリス配偶者ビザ(UK spouse VISA) と翻訳

イギリス政府が「UK Visas and Immigration」の情報として、日本の翻訳業者リストを載せています。
Translating visa documents: list of translators in Japan

以前翻訳は自分で行っても良い時期があったようですが、今は翻訳業者を使わねばなりません。上記リストが公表されたのが2013年7月1日なので、それ以降でしょうか。
ビザ申請にかかる費用がどんどん嵩みます 😦

リストには複数の業者が載っていますが、VFSグローバルジャパンではこれについてこんなことを言っています。

翻訳 VFS Global は翻訳サービス提供者リスト を用意しました。英国ビザ・イミグレーション(UKVI)およびVFS Globalはリストに記載されている翻訳サービス提供者の能力や誠実さ、仕事や助言の質 に関する責任は一切負いません。

なんと無責任な、と思いますが、今回の翻訳書類準備ではまさにこの言葉を実感しました…

翻訳業者を選ぶにあたって、3社くらいに見積依頼を出しました。戸籍謄本などの個人情報を先方に送るのは抵抗感がありましたが、そんなことを言ってる場合ではありません 😦
結局、1番安いところに頼んだのですが(同時期に申請している別の方もこの業者を利用したというので)、翻訳間違いがあり、何度もドラフトを確認する破目になりました… 別の業者は社内でトリプルチェックをするとかで、最初に固有名詞を確認した後はこちらに一切確認を求めません。安い業者はフリーランサーのようで、誰も他にチェックする人がいないので、クライアントがチェックする必要があったようです。それが安さの理由ですね。

時間やコストに余裕がある方は、最安値でないところをお勧めいたします。

イギリス配偶者ビザ(UK spouse VISA) とビザ申請代行業者

ビザ申請は自分でもできると、色んなブログに書いてあります。ですが、私はイギリスのビザ取得がどんどん厳しくなってきているというニュースをたくさん目にしてあまりに心配になったので、業者を探すことに決めました。

選定にあたって参考にさせていただいたのがこちらのブログです。
渡英への道~からのケンブリッジ生活
ビザの申請ができたけど・・・

私もこの方と同様に、同じ3社 (日本に拠点がある会社とイギリスに拠点がある会社) に見積を出しましたが、どれもすっごく高かったです!
そしてそのうちの1社は上記のブログ体験談を読みますと、かなり対応がひどいようで、高いからと言ってサービスがよい訳でもないらしいので凄く悩みました。

結局、上記3社以外にもう1社別のところに見積依頼を出して、そこそこ妥当な額だったのと、良い業者さんだったとのレビューがあったのでこちらに決めました。
教えて!goo イギリス配偶者ビザと代行業者

日本のサービスと違って細かくはないですが、 やはり申請前に確実に書類を確認してもらえるのは心強かったです。
本当に本当に、色々お金がかかり過ぎて悩みどころですが、少しでも心配を減らしたい方にはお勧めです。

なお、今回エージェントにいろんな書類を確認してもらうにあたって、プリンターが大活躍でした!
以前はプリンターをあまり使わなかったので普段はコンビニで済ませていましたが、今回はとにかくたくさんいろんな書類をスキャンしコピーしました。
特にスキャン代はコンビニでも高いので、プリンターを買っておいて良かったです。コピーとスキャンができ、USBが使える最安値のプリンターをご用意されると良いのではないでしょうか。

イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 無料で取得できる証明書類とは

日本で住所証明と言えば「住民票」かと思いますが、それ以外にもいくつかの書類が住所証明としてビザ申請に使えます。
どんな書類が使えるかは、イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 概要 で書きました。

1カ所でのみ住んでいる場合に現住所を証明するには住民票のみで十分ですが、同居していた期間も証明したい場合や、複数個所に住んでいて過去の住所も証明しなければならない場合は、別の証明書類が必要になります。
ビザ申請にはあれこれ費用がかかりますので、今回は無料で取得できる証明書についてご紹介します。

  • 駐日イギリス大使館からの手紙
    婚姻要件具備証明書を発行する際に、住所と2人の名前入りでレターを同封してくれます。しかも、日・英両言語で記載してくれるので、後で翻訳代も不要となりお得です!
  • 東京電力の「電気供給証明書」
    いつからいつまで、どこの誰に電力を共有する契約をしたという、A4の1枚紙です。電気量や支払代金など余分な情報を含みません。これは無料で発行してくれます。
    「ビザを申請するのに必要なんだけど、通常の明細だとカラーでかつ余分な情報が多いので翻訳代がとても高くなるんです」とオペレーターの方に話したら、それでしたら無料でこういうのを発行できる、と教えてくださいました。ネットで「電気供給証明書」を検索してもこの情報はありませんでしたので、電話で問い合わせて良かったです。
    「電気料金支払証明書」は有料ですので、東京電力の「電気供給証明書」をお願いするともっとお得です。

1点考慮しなければならないのは、「翻訳代」です。住所を証明する公的な書類は結構簡単に集まると思いますが、カラーの書類は翻訳代が凄く高くなります。また、余分な情報が多い書類もあるでしょう。そうすると翻訳代金は文字数で決まるので、料金が高くなってしまします。
「発行した人や機関名、名前と住所、日付だけ翻訳してくれればいいのに…!」と言いたいところですが、部分翻訳が許されるとも限りません。翻訳業者に電力消費量明細書の翻訳見積もり依頼したところ、「戸籍謄本や住民票、銀行通帳以外にこういう翻訳依頼を受けたことがないので、どこまで翻訳したらいいのか分かりません」と言われてしまいました。

状況や翻訳代など総合的に判断して、何を住所証明に使うか決めれば良いと思います。

イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) と住所証明 概要

▼日本で結婚して、同居しているご夫婦の場合に参考になるかと思います▼

Apply to join family living permanently in the UK の 3. Eligibility (適格性)に、証明すべきこととして以下の項目が記載されています。

2人の関係性について以下のいずれかひとつを証明

  • 法的婚姻関係もしくは事実婚
  • 2年は同居している
  • 婚約、あるいは事実婚について同意している

いずれかひとつを証明すればいいのですから、結婚している場合には日本ですと「戸籍謄本」で十分だとは思うのですが、同居している夫婦であれば、折角ですからある程度の期間は同居している(=関係が実態を伴って継続している) も証明した方が良いと思います。

そこでこれから住所証明としてどのような書類が使えるか見ていきたいと思います。
sponsorship form SU07 に、「Full Address of Sponsor」(スポンサーの現住所)の注意書きとして Note 1 を見るように書かれています。

Note 1: The sponsor should provide evidence that he/she lives at the address given above. This evidence should
include one or more documents from the list below. Please note that applicants must also provide evidence of
their sponsor’s ability to maintain and accommodate them without recourse to public funds.

  1. Certified copy of deeds of sponsor’s house
  2. Letter from building society/bank confirming they hold a mortgage for the sponsor
  3. Housing association/council rent book or other council letter confirming address of sponsor
  4. Bill from a utility company (gas, water etc.)
  5. Local authority letter (council tax)
  6. Letter from any government department

上記を日本語にすると以下の通りです。これらの内ひとつかそれ以上用意する必要があります。

  1. 不動産の権利書の認証コピー
  2. 住宅組合からの手紙/不動産担保ローンについての銀行からの確認書
  3. 住宅組合からの手紙、住宅の賃貸契約書、その他住宅からの住所確認の手紙
  4. 請求書 (ガス、水道など光熱費)
  5. 地域の公的な手紙 (固定資産税)
  6. 政府からの何らかの手紙

“住所” と紐付いた公的な書面が証明書となるんですね。

光熱費の請求書でもいいというのがちょっと意外です。日本ではTSUTAYAなどで住所証明に使いますが、公的な証明には使わないかと思います。
毎月か隔月かでポストに光熱費の使用量のレポートが入っているかと思いますが、そういうのは取っておいた方が良いです。

さて、ここで「夫婦が同居している」ことの証明について考えたいと思います。

日本の公的証明書だと「住民票」があります。上に列挙されてるのはイギリスで一般的な書類ですから、日本独自の書類である住民票は記載されていませんが、住所証明として使えます。夫婦の名前も載っているので、同居の証明としては楽です。

光熱費の請求書ですと契約者の名前として1人分の名前しか記載されていないので、同じ住所で、もう1人の名前が記載されている別の証明書が必要になります。

不動産の賃貸契約書では、2人分の名前が記載されますから証明としては1通で大丈夫です。

その他考慮すべきこととしては、日本の書類の場合は英訳しなければならないということです。
上記書類のどれでも用意できる方は、翻訳代が安く済む書類を選ぶと良いかもしれません。

なお、私は2回引越したので3箇所分の住所証明が必要でした。具体的に提出したのは、1番古い住所の証明として駐日英国大使館で発行してもらった書類(夫婦2人の名前と住所あり)、引越先の不動産の契約書(夫婦2人の名前と住所あり)、最新の引越先の住所の住民票(夫婦2人の名前と住所あり) の3個でした。
ビザエージェントに、この3個の書類で問題なしと確認してもらってから提出しています。

2014年12月イギリス配偶者ビザ(UK spouse visa) を申請するまで

2012年にイギリス人夫と結婚して以来、イギリスへの移住を検討し、時期を探っていました。
イギリス配偶者ビザ取得までの流れ という記事をネイバーまとめで作って情報を収集し申請に備えていましたが、その間にもイギリス大使館やVFSグローバルジャパンの対応に変化があったことが驚きでした。
簡単に言って、状況はどんどん厳しくなっていく一方です。

2012年、結婚前に東京のイギリス大使館に電話して主人の婚姻要件具備証明書を発行してもらった時、大使館の問い合わせ番号で日本語の案内を選択した場合でも電話は繋がりましたし、とても親切に対応してもらいました。でも、今では日本語の案内を選択すると、いつまで経っても誰も電話を取ってくれません。英語を選択すると即対応されます。
※大阪の大使館の場合、最初に日本語のガイダンスを選択した後に”オペレーターに繋ぐ” を選択すると、明らかに日本人であろう発音なのに英語で話され、日本語で質問しても構わないかどうか尋ねても英語のみ話し続けられました。
VFSグローバルジャパンにはかつて東京「03」ナンバーの問い合わせ専用ダイヤルがあって、日本語で対応してもらえました。また、フォームから問い合わせても勿論日本語で丁寧に回答してもらえました。今では英語のみの受付です。明らかに日本人の苗字で回答が来ても、英語で回答されます。

「英語ができないと話にならない」

というのが今痛感していることです。今回申請を終えて、結果的にビザが取得できたとしても、今後イギリスで暮らしていくのであれば、英語がそれなりにできないとかなり厳しいと思われます。
丁度こんなブログ を発見しました。

入国管理局の人、英語が下手な人にはとても対応が悪いのです。 (案の定、Grahamにはとても丁寧で親切だったそうです)

うむむ… 多分イギリスでは夫や義両親に対応してもらうでしょうけれども、なるべくなら自分自身の英語力を上げていざという時でも対応できるようにしないとな、と思っています。

かつて義両親が30数年前に結婚した時は、すぐに外国人である義母でも永住権が取れたそうです。
今ではまずビザ申請にもお金がかかり、しかも高額です。そしてリジェクトの可能性も当然あります。また、以前は2年住めば永住権が取れたのに、今では5年住んで、かつ「Life in the UK」というテストを受け、それでやっと永住権が取れるかどうか、というところ。

このニュースはご存知でしょうか。偽装結婚ではないかと疑い警察まで突入とは穏やかではありません。

昨年11月にロンドンのカムデン地区で行われたイタリア人男性と中国人女性の結婚式に、偽装結婚との疑いを持った警察が突入するという事件が発生。しかもこの2人は偽装結婚ではなかったことが判明したため、この事件は大きな注目を集めました。

またこんなブログも発見しました。この方はビザ申請時にご主人が無職であることを隠して申請されたんですね。それでも無事ビザを取得されてから半年後に調査官が来たとのこと。そこまでするかイギリス!でも実は無職だった、という点については問題ないみたいですね。夫婦の実態の確認(偽装結婚ではないかどうか) がポイントみたいです。

それでも、半年後、

抜きうちで、調査官がわが家(厳密には、兄のわが家)を訪ねてきた。

庭師とわたしが雁首そろえて迎えたものだから、

その調査官、しばし歓談すると笑顔をふりまいて帰っていった。

なるほど、

大枚はたいて偽装結婚をするなら、

少なくとも半年くらいは偽装を続けたほうが無難なようだ

ということがわかった。

昔はなんて平和だったんでしょう…それだけ移民関連の問題が多いということなのでしょう。

私が言えるのは「とにかく1日でも早くビザを申請する」「英語力を上げる努力を欠かさない」の2点です。