イギリス人にとって”秋が深まる”って?

少しずつ空気が冷えて”秋が深まって”きた頃、これは英語では何て言うんだろうと思って調べてみました。
“Autumn deepens” などと言うようでしたので、夫に聞いてみると「そんな言葉は聞いたことがない。変だ!」と言います。
「どういう意味なんだ」
「It’s gradually getting cooler than beforeってことだよ」
「ならそう言えばいい」と譲りません。
「ほら、ネイティブでもこういう風に言っている人がいるよ」と言っても、
https://twitter.com/search?q=autumn%20deepen&src=typd
「でも好きじゃない。」と言い張ります;^^

「イギリスでは1年中同じような天気で常に曇っているか雨が降っているかで、いつからが秋かなんて、カレンダー上で知るものだ」というのが彼の理屈です。
日本人は季節の変わり目を敏感に感じ取ってそれをまた楽しむ文化があるので、季節にまつわる言い回しがたくさんあるのかもしれません。一方いつも同じような天候の土地では、季節の変化を肌で感じるのも難しく、必然的にそれを表現する人も少ないということもあるでしょう。あまり聞かない表現だと馴染みがなく不自然と感じるんでしょうね。

という訳で、日本人にとって馴染み深い表現「秋が深まる」も、イギリスではもしかしたら理解されないかも。
あるいは主人が変わり者であるかどちらか、です 😛

 

イギリスの医療制度

先日主人が巻き爪になってしまったので、皮膚科に連れていきました。
すると主人がぼそっと「日本では皮膚科なのか」と言ったので、イギリスでは違うのかしらと興味津々で聞いてみたところ、イギリスには足専門の医者がいるとのことでした。
足だけの専門って何!? と思ったので調べてみました。
chiropodistの意味

《主に英国で用いられる》 足病医(《主に米国で用いられる》 podiatrist).

Podiatry – wikipedia からの引用

Podiatry or podiatric medicine is a branch of medicine devoted to the study of diagnosis, medical and surgical treatment of disorders of the foot, ankle, and lower extremity.

(意味:足病学もしくはそれの医学は、特に足や足首、四肢の不調における診断、内科的・外科的治療に関する医学の一派である。)
イギリスの国民健康保険サービス NHSにも足病医に関するページがありました。
対象となるケースは以下の通りです。巻き爪は最後から二番目のケースですね。

  • 下肢に痛みや歩行に問題がある子供
  • 糖尿病患者で足に痛みがある(circulation problems とは何か分かりませんでした)
  • 運動する方で足に怪我がある
  • ダンサーでリハーサルや実演で長時間足にストレスをかけて、それが怪我を引き起こしている
  • ちょっとした手術が必要(爪やレーザー治療など)
  • 履物や足の健康についてアドバイスが欲しい患者

また、ひとつ上の階層のページを見ますと、どんな専門医がいるのかが分かります。

  • 芸術療法士
  • 足病医
  • 栄養士
  • 作業療法士
  • 視能訓練士
  • 義肢装具士
  • 診療補助者
  • 理学療法士
  • 歯科技工師
  • レントゲン技師
  • 言語療法士

こういった専門医の診察を受けるには、日本とイギリスでプロセスが異なります。
日本では、病気に気づいた時にいつでも病院に行くことができ、もしその病院に専門医がいなくても紹介してもらえますし、自ら専門医がいる病院を予め探してから行けば、再度別の病院に行く手間は省けます。
イギリスでは、まず”最寄りの”一般医に診察予約して(2~3日かかる)、診察後一般医が必要であると判断すれば上記の専門医への紹介を受けることができ、更に専門医の予約して(これも2~3日かかる)から診察を受けることができます。好きな病院や先生を選ぶことはできません。
(私費を出せばプライベートドクターに診察を受けることも可能です)

段階を踏むのが必須でかつ時間がかかりますので、風邪くらいで病院に行く人はまずいないと聞きます。
私は風邪を引くとすぐに病院に行く方なので、あちらでは苦労しそうです ;^^